初心者必見!
風対策について解説!
Contents
雨より辛い、風!
キャンプはアウトドアのアクティビティーなので悪天候は付き物です。
その中でも特に辛いのは強風。雨の方が全然マシです。
それでは私なりの風邪対策についてご紹介致します♫
風速予報をチェック
風対策はキャンプに行く前から始まります。まず、キャンプに行く前に必ず風速を確認しましょう!
結論からお伝えすると、風予報で風速10m/sの以上の場合はキャンプ中止!
玄人の方でしっかり知識のある方なら気にせずキャンプに行く場合もあるかもしれません。
しかし非常に危険です!ポールが折れたり物が飛んだり。雨を伴う場合は更に地獄です。
風速とは
風速には大まかに「平均風速」と「最大瞬間風速」の2種類があります。(他にもあるが専門家では無いのでここでの明記は避けます)
- 平均風速 10分間の風速の平均
- 最大瞬間風速 3秒間の平均
ウェザーニュース等で表示される風速は「平均風速」。一般的に「最大瞬間風速」は平均風速の1.5倍程度とされています。
しかし、大気の状態や地形により異なるので「平均風速」だけで大丈夫だと判断し、油断するのは大変危険です。
私の個人的な感覚だと平均風速6m/s以上だと風対策をとるようにしています。
気象庁発表の風速の目安を元にすると。。。
0.0~0.2m/s | 静穏。煙はまっすぐに昇る。風向きは煙がなびくのでわかるが、風見には感じない。 | ◯問題無し |
0.3~1.5m/s | 風向きは煙がなびくのでわかるが、風見には感じない。 | ◯問題無し |
1.6~3.3m/s | 顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動きだす。 | ◯問題無し |
3.4~5.4m/s | 木の葉や細かい小枝がたえず動く。軽く旗が開く。 | ◯問題無し |
5.5~7.9m/s | 砂埃がたち、紙片が舞い上がる。小枝が動く。 | △注意! |
8.0~10.7m/s | 葉のある灌木がゆれはじめる。池や沼の水面に波頭がたつ。 | △注意! |
10.8~13.8m/s | 大枝が動く。電線が鳴る。傘はさしにくい。 | ×中止! |
13.9~17.1m/s | 樹木全体がゆれる。風に向かっては歩きにくい。 | ×中止! |
17.2~20.7m/s | 小枝が折れる。風に向かっては歩けない。 | ×中止! |
やはり風速10m/s以上だと危険だと分かりますね♫
ちなみに何年か前、若気の至で風速20m/s超えの台風の際にキャンプしたことが有りますが、二度としないと誓いました。もちろんかなり対策はしましたが、自然には勝てず。苦い思い出です。
日程を変える
以上を踏まえて風速10m/s以上であれば中止して日程を変える。これが正直なところ1番の風対策です。
昨今のキャンプブームで、人気キャンプ場は予約がなかなか取れないので、行きたい気持ちは分かります。
しかし無理にキャンプを決行したところで、ポールは折れるはギアは紛失するわで良いことはありません。ましてやあまりの辛さで初心者の方だと「二度とキャンプをしたく無い」なんて事にもなりかねない。
無理は禁物ですよ!
行き先を変える
行き先を変更するのも立派な風対策。
例えば、沿岸部のキャンプ場が風速10m/s以上の予報の時でも、内陸部は比較的穏やかな場合があります。
特に内陸部でも平地より林間サイトの方が遮る物が多いので風の影響を受けづらいです。
日程を変更できない場合は、別のキャンプ場で予約が取れたら行き先を変更しましょう♫
サイトレイアウトで対応
実際にキャンプ場に到着したら、予想より風が強かった!なんてことも。
そんな時はサイトレイアウトを工夫しましょう♫
今回はSTRAYCATS装備でのイラストも交えた説明になりますが、ご自身の装備でも参考になるかと思います!
風上に車を置く
図のように風上に車を横向きに配置し、風下に居住エリアを配置するだけでだいぶ違います。
区画サイトの場合、サイトのサイズによっては出来ない場合もありますがかなり有効な手段です。
ペグとガイロープと地面の角度調整
風対策というよりタープを張る際の基本ですので、ここは確実に抑えておきましょう。
ペグとガイロープの角度を90°、ペグと地面の角度を45°〜60°にすると力が分散されペグが抜けにくくなります。
タープを張る際は風が無くてもこの角度は同じです!
タープを低く設定する
タープを低くすると居住空間が狭くなるので避けたい所。ですがタープを低く設定する事で風に煽られづらくなりポールが折れる可能性も格段に下がります!
STRAYCATS搭載のタープポールは長さを調整できるタイプのポールなので強風時は低くしましょう。
ポールにガイロープを巻いてペグダウン
ポールにガイロープを巻きつけてからペグダウンすとポールに対して垂直にも力がかかります。
これにより、タープが煽られた際にポールが浮いてしまうのを防ぐ事ができます。
ガイロープを増やす
STRAYCATSでは通常、1本のポールに対して1本のガイロープを使用して設営します。
強風時はこのガイロープを2本に増やし、タープにかかる負荷を分散させる事により風対策を取ることが出来ます。
タープを片付ける
最後の手段。。。あまりにも風が強く、ポールが地面から浮き出したらそれは片付けるサイン。ポールが折れる等の事故が起きる前に片付けましょう。使用しないギアも車にしまい、必要最低限のギアで。正直ここまで風が強いと苦行ですが。。。
強風時の焚き火
もう一点注意すべきは焚き火です。強風時の焚き火は厳禁!
火の粉が舞い、タープやテントに穴が空く事も。。。
また、山火事の原因にもなり大変危険です!
冬季のキャンプの場合、焚き火が出来ない事を前提に石油ストーブ等を持ち込むと便利です。
STRAYCATSでは冬季限定でsnowpeakのタクードや電気毛布も搭載していますのでご安心を!
いかがでしたでしょうか。初心者向けの簡単な解説でしたが、風対策って逆に玄人の方が慣れるとやらなかったり。。。
玄人の方も一度自身の風対策を見直し、無理せず安全にキャンプを楽しみましょう♫
STRAYCATS装備でなくても活かせると思いますので、是非最後まで読んでくださいね。♫